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人間嫌いの就職活動

毎年、4月になるとふと思うことがあるんです。


「もし、全く違う大学生活の過ごし方をしていたら
 今頃どんな生活をしているだろうか?」


私は、職業選択にあたって自分の身の丈を知っていました。


でも、身の丈に合った具体的な職業をイメージし、その仕事に
就くための行動ができませんでした。



高校時代の私は(今もですけれど)、社交性の足りない自分に
毎日のようにひどく落ち込んで、


「いつか自分は世間から淘汰されちゃうんだ」

とか

「40歳くらいになったら働く場がなくなって社会から
 ゴミのように捨てられるんだ」


と考えては布団の中でひとりで泣いていました。



そんな私の心の支えとなっていたのは音楽でした。


「音楽を仕事にできたら素敵だなぁ」

と思っていました。



もちろん、高校生ですから、世界的な指揮者になった自分を空想する
ことくらいはたまにありましたが、基本的には


「頑張っても冴えない音楽教師が限界で、それも40歳くらいで
 退職に追い込まれる」


と考えていました。


冴えない音楽教師が限界というのは、いま大人になって振り返ってみても
妥当な予想だと思います。(なぜ40歳にこだわっていたのかはわかりませんが)



ここで、“身の丈に合った”冴えない音楽教師を目指していれば、
人生がずっとシンプルになったはずなのですが、それはできませんでした。



自分が変わる可能性を信じちゃったからです。



ひょっとしたら、あと5年くらいの間に社会性がついてビジネスマンとして
生き抜いてゆける体力や精神力がつくかもしれない、


そう期待してしまったのです。



ちょうど、倫理の授業で『昇華』という概念を教わったタイミングでもありました。


昇華(ウィキペディア)



もし、結果的に将来ビジネスマンとして活躍できるようになれるのなら、
冴えない音楽教師になるより、ビジネスマンになることへ向けて努力したほうが
社会的価値が高いのではないか。



高校生の私はそう考えたのです。

結局、私は音楽の道を選ばないことにしました。



と、ここまでは誰にでもありえることだと思うのですが、ここから先がまずかった。



大学に入ってからも、私は相変わらず不器用で社交性がありませんでした。


何とか社交性を身に着けようと、学生の音楽サークルと中高年の社会人が集う
音楽団体を掛け持ちしました。



ここで、身の丈に合った職業選択をする2回目のチャンスが訪れます。



「君は公務員向きだね」



社会人の音楽団体の中年男性がそう言ってくれたのです。物静かな、それでいて
人望のある方でした。


当時、いろいろな人から「君は社会性が足りない」「社会に出てからつらいぞ」
などと厳しい助言を受けて不安でいっぱいだった中でもらった貴重なアドバイス
でした。


先の中年男性も、ようするに、


「そんなに不器用なことでは民間じゃやっていけない、悪いことは言わないから
 公務員になっとけ。」


ということが言いたかったのでしょう。優秀な公務員の方には失礼ですが、
当時の私を振り返ると実に的確なアドバイスだったと思います。



ここで、自分を変えること、すなわち社交性を身に着けることを諦め、
公務員を目指していれば良かったのでしょうけれども、それができませんでした。



理由は2つありました。


1つは、どうしても民間企業への就職にこだわってしまったからです。

たくさんお金を稼いで、法人税をたくさん納めている民間企業のほうが役所より偉い
という一面的な価値観を拭い去ることが出来ませんでした。

また、社交性がない自分に向いている仕事になんて就きたくない、どうしても
自分を変えたいという子供じみた考えもありました。


もう1つは、音楽の道を諦めたことで職業選択のハードルが高くなったからです。

優秀なビジネスマンになれるのなら、と期待して音楽を諦めたのに、仕方なく
公務員を目指すなんてできない。それだったら冴えない音楽教師の方がずっと良い。
職業選択においては、少なくとも主観的には冴えない音楽教師を超える選択を
しなければならない。


そう考えたのです。



こうして、身の丈に合った職業選択をするチャンスを再び逃した私は、
それでもなお社交性を身に着けようとしました。


音楽団体の掛け持ちを続け、学生の方の団体ではリーダーも務めました。


しかし、人付き合いに疲れてしまい、大学の講義室からは遠ざかりがちとなり
留年することとなりました。

しかも、多大な労力を費やしたにもかかわらず全く変わらなかった自分に
落胆し、精神的に病んでしまいました。


結局、民間企業への就職活動をするも完全な失敗に終わったのです。




昔の自分を振り返って、冴えない音楽教師を諦めたのは仕方ないにしろ、
自分を変えること、社交性を身に着けることに囚われすぎたのには感心しません。


自分の身の丈がわかっていたのですから、それに合った職業を目指すべき
でした。少なくとも大学生ならそうすべきです。



人間嫌いの大学生の皆さん、無理して自分を変えずに、自分でも勤まり
そうな仕事を探しましょう。


納得が行かないかもしれません。自分を変えられなかったことに対して
負い目を感じてしまうこともあるかもしれません。


しかし、人間嫌いの自分でも勤まる仕事があるという幸運に感謝して
その仕事に一生懸命取り組めば良いだけの話でしょう。


もし、大学に入学したばかりのころの自分に助言できるとすれば、
最後の点を強調したいです。


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プロフィール

人間嫌い3級

Author:人間嫌い3級
日本の片隅でひっそりと暮らす人間嫌いです。
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