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安保法案反対デモはもうやめてほしい、見ていられない

集団的自衛権の行使を認める内容を含む
平和安全法制整備法、国際平和支援法の2つの法案が
衆議院を通過しました。


先ほど帰宅してテレビをつけたら、

「渋谷で母親たちが安保法制反対デモ」

のニュースが流れていました。


このお母さんたちは、誰かに扇動されているわけでなく、
本当に自分の意思でデモに参加しているんでしょうか。


ご存知のとおり、衆議院の優越が原則ですから、


仮に、参議院で法案が否決されても、再び衆議院で出席
議員の3分の2以上が賛成したら、法案が成立します。


以前から報道されているとおり、参議院での審議が
長引いたとしても60日ルールにより、参議院で否決
されたとみなして、再び衆議院で議決することができます。


また、国会法59条ただし書により、内閣は、衆議院で
議決した後は、法案を修正したり撤回することはでき
ません。


このように考えていくと、衆議院を通過したこの法案が
廃案となるのは、次の2パターンしか思いつきません。


1.参議院で否決→衆議院で3分の2の賛成を得られない。

2.衆議院が解散する(と自動的に参議院も閉会となり、
法案は流れます。閉会中審査や緊急集会との関係は難しく
て分かりません。)


法案の廃案を願う人々にとっては、かなり厳しい見通し
です。


渋谷でデモをしているお母さん方は、この厳しい見通し
を認識した上で、自分たちの意思でデモをしているの
でしょうか。


そうであるならば私は何も言いませんが、もし仮に
お母さん方が、一部のマスコミによる「まだまだ波乱
含み」であるかのような報道を見て誤解させられて
いたり、誰かが裏で手を引いてお母さん方を扇動し、
操っているのだとしたら、気の毒な話だと思います。


猛暑の中のデモ行進、熱中症が心配です。
マスコミは偽りの希望をばらまかないようお願いします。

寝ます。


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又吉直樹「火花」の感想 7/22追記

芥川賞を受賞した又吉直樹さんの「火花」は、
書店に行っても売り切れで、それでも仕事が休みの
今日のうちに読みたいと思い、電子書籍(アマゾンの
Kindle)版を買って読みました。


読んでいて、後半から涙が止まりませんでした。

涙が止まらなかったというのは大げさで、正確に言うと
断続的に涙が出ました。


涙が出る類の作品だとは聞いていなかったので、
自分でも意外に思いましたし、加えて、


「私の感情を揺さぶる本は、紙に印刷されたものに限る」


と今までずっと思っていましたので、
液晶ディスプレイに表示される物語を読んで涙する
という体験は、私の固定観念を覆すものでした。


それで、私がどのような理由で泣いたのかですが、

私自身よくわかりません。


でも、「感動して泣いた」というのとは違う気がして
います。



「1行1行にとてもコストがかかっている感じがした」

との芥川賞の選考委員のコメントに、私は深く納得する
次第です。


笑いを極めるという、雲をつかむような営みに若い頃の
時間と情熱を費やした登場人物たちの物語が、無駄ばかり
の青春を過ごし、みっともないいまを生きる私の心を浄化
してくれるような気がしました。


そうすると、私の涙は、ある種の感謝の涙なのかとも
思います。


又吉さんの次の作品にも期待しています。
「火花」は、男性目線で書かれた印象を受けました。
違った毛色の作品を読んでみたい気もしますが、男社会の
中のごく狭い関係を書いたものとして面白く読むことが
できましたので、やっぱりこの路線がいいのかなとも
思います。



ところで、本作は20歳の主人公が30歳になるまでを
書いた作品で、もうひとつの芥川賞受賞作「スクラップ
アンドビルド」の主人公は28歳だそうですが、両方
とも青春小説と評されているようです。


ひょっとして青春小説も高齢化しているのかと思うと、
いまいち大人になりきれない気のする私は、少しばかり
安心するのでした。


-----
2015年7月22日 追記


昨日は、久しぶりに心を動かされる読書体験ができた
ので、ついつい気分よく記事を書いただけで終わり
ましたが、若干の補足をします。



「読む人を選ぶ本かな」


と思います。

私は涙しましたが、
それは、私の体調によるものだったのかもしれませんし、
昔好きで読んだピカレスク小説にどこか似た雰囲気を
感じたのか、私自身と物語の主人公とに共通する部分を
見つけたからなのか、やっぱり分かりません。


私が、明日からまた嫌な職場に行くための元気を本書から
もらったのは確かですが、誰の心にも印象に残る類の本
ではないかもしれません。


それよりも、このブログを読んでくださっている
セクシャルマイノリティの方に向けて、「火花」に
関する大事な補足があります。


セクシャルマイノリティの方の中には、「火花」のラスト
を読んだらがっかりする方もいるかと思います。


思えば、「神谷さん」が最初に登場したときも、女言葉で
漫才をしていたのでした。



私がふと感じたのは、

「笑いは、男尊女卑の要素を含むのかもしれない。」

ということです。


女性的な言動や服装をする男性(元男性を含む)の芸能人
やタレントはいますが、逆のパターンを私はほとんど
知りません。


宝塚歌劇団の男役の女優さんくらいしか思いつかないです
し、彼女たちにせよ、お笑いの文脈には出てこないのでは
ないでしょうか。


相対的に女より上の地位にいるはずの男が、あえて地位を
下げて女として振舞うからそこに笑いが生まれるのかなと。



やっぱり、又吉さんには別の路線の物語も書いてほしいと
思います。


「笑いの中の男尊女卑の構造を、分析し明らかにした上で、
嫌味のない形で世間に提示し、それをぶち壊す」

又吉さんならそれができるかもしれないと思いました。
コントでも小説でも何でも構いません。
どんなものができ上がるか見てみたいです。


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渋谷区の同性パートナーシップ条例~私は間違っているかもしれない

渋谷区の「渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を
推進する条例」いわゆる同性パートナーシップ条例ですが、
4月1日から条例が施行されたのに、そういえば3か月
経っても、

「パートナーシップ第1号誕生!」

とかいうニュースを聞かないなと思い、調べてみたら、
パートナーシップ証明についての規定は、まだ施行されて
おらず、区長が規則で定める日から施行するとのことです。


渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例


この条例については、前にこのブログで話題にしました。

同性カップル証明書には反対します


記事を書いてから5か月経ち、改めて上の記事を読んでみ
ました。

いま読んでも、私の“考え”は間違っていないと思います。


本来、自分が持っているアパートを誰にどんな条件で貸す
かは、民法や借地借家法などの法令の制限内であれば、
大家さんが自由に決めていいことなのです。


財産権について定めた憲法29条と、所有権について定め
た民法206条にはそのように書いてあります。


条例の15条の運用の仕方によっては、区長がアパートの
大家さんに対して、同性カップルに部屋を貸すよう勧告し
たり、その勧告に従わない場合は、関係者名などを公表
できることになります。


このような勧告は、大家さんの正当な所有権の行使を
実質的に制限する結果を招くおそれがあると考えます。


私は、同性カップルの権利を口実に、行政が善良な大家
さんの権利を制限するようなことがあれば、性的マイノ
リティを自認する1人としてたいへん残念に思います。


したがって、私の住むまちで渋谷区と同様の条例を定める
動きが出た際には、反対しようと考えています。

もっとも、私が反対しているのは区による勧告と関係者の
公表の部分であり、パートナーシップ証明を行うことその
ものには特に異論はありません。



うん、私の“考え”は間違ってないと思う、たぶん。


でも、私の“人生を送る上での態度”とか“生き方”は
間違っているのかもしれない、と最近思います。


仮に、

「話は分かったけどさ、いちいち他人の権利に気を
つかってたら、いつまで経っても自分の望みは実現でき
ないでしょう。」


「あんたいくつなの?他人を蹴落としてでも生きるのが
人生だよ。他人の権利を踏みにじってでも守るべきもの
がない子供の発言としか思えない。」


「世界中を見てみろ。独自のイスラム法解釈に基づく
国家をつくるとか言って人を殺しまくっている輩もいれば、
国民が一丸となって?国の借金を踏み倒そうとしている
国だってあるわけだよね。闘争なんだよ、人生は。」


「他者の権利なんて考えてるから、君はいつまでも
“不幸ごっこ”みたいな暮らししかできないんだよ。」


などと言われたら、私は何も答えることができないかも
しれません。


いや、

「うるせーな、ほっといてくれ(怒)!」

と言えるくらいには、私も強くなったはず。


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人生デザインU-29の再放送~自分の強みに気づく

関連記事1:人生デザインU-29 寄宿舎指導員
関連記事2:人生デザインU-29 寄宿舎指導員の感想

参考:人生デザインU-29 | NHK Eテレ


前に話題にした、

人生デザインU-29 寄宿舎指導員の回が
再放送されるそうです。


放送は、NHK Eテレ

7月13日(月) 19:25~
7月15日(水) 23:25~ (再放送)

です。


学校を出たばかり、あるいは来春卒業する人で、進路が
なかなか決まらない人は、ありきたりですが、自分の
「強み」にもっと着目してみてはどうでしょう。


社会福祉の分野では、相談者や福祉サービスの利用者の
「強み」に注目して支援を行うことを

「ストレングスの視点に基づく支援」とか、

「ストレングスアプローチ」などと言います。


「強み」と言うと、就活生は、


「TOEICで何点取った」

とか、

「体育会系の部活で主将としてチームをまとめた経験がある」

とか、

「一流企業から既に内定をもらっている」

とかを思い浮かべるかと思います。


もちろん、それもストレングスであることは間違いない
のですけれど、福祉の人はもう少し広く捉えます。



今回の番組の主人公の大西賢士さんで言うと、


「大学を留年できる程度にお金がある」

とか、

「恋人の実家に居候させてもらえる」

とか、

「ざっくばらんな性格である」


というのもストレングスでしょう。


大学を卒業して就職先がなくて、恋人の実家に居候
させてもらって、1週間後には居間で横になって寝てる、

なんて気の弱い私にはできませんよ(笑)


注)決して大西さんを悪く言っているのではありません。
ちょっと羨ましいだけです。



就職活動をしていると、

「労働市場における強み」ばかりに目が行きがちです。


上手くいかないときなんかは特にそうで、

「強みを身に付けるべき」などと煽られて資格商法に
引っかかってしまう人もいるかと思います。


自分に自然に備わっている強みや、自分の置かれている
環境の利点などに着目して、作戦を練り直すのも1つの
手でしょう。


就職活動で頭がこんがらがってしまっている人は、ぜひ
番組を見てみてください。


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後藤さん、湯川さん殺害事件~安保法制は私を守ってくれるか

平和安全法制整備法、国際平和支援法の2つの法案が、
早ければ来週7月15日にも特別委員会にて採決される
との報道があります。


私は、IS(イスラム国)による後藤健二さん、湯川遥菜
さん殺害事件をきっかけに安保法制の運用に不信感を抱い
てしまっており、結局、冷静な頭で法案が違憲か合憲か
考えることができていません。


2015年1月20日に、ISは、後藤さんと湯川さんを
人質としており、72時間以内に2億ドルの身代金を支払
わなければ2人を殺害する旨の声明を発表しました。


結果的に、湯川さんは1月24日に、後藤さんは1月31日
に殺害されました。


私は、

「後藤さんや湯川さんを助けに行こう。」

という声があまり大きくならなかったことや、

「現行制度の下で、自衛隊は何ができるか。」

について報道がなされなかったことに対し、
とても疑問を持ちました。


特に、

「現行制度の下で、自衛隊は何ができるか。」

について、誰も話題にしないのは不思議でした。



私は、


「シリアやイラクの了承を得た上で、日本政府が現地で
2人を救出するための活動をすることは、国際法上、
当然に認められている『個別的自衛権』の行使である
から、直ちに自衛隊を現地に向かわせるべきである。」


「2011年の自衛隊法の改正によって、外国にいる
日本人を救出するため、陸路で輸送することが可能と
なった。ゆえに、2人の人質が解放されたら安全に
日本に帰すことができるよう、車両を運転する自衛官
を派遣するなど、準備を整えるべきだ。」


というような、それなりの正論を主張する政治家や
有識者がいたら政府はどのように説明し、決断するのか
注目していました。



正直、

「現政権は、集団的自衛権の行使容認の閣議決定を
したくらいだから、ためらうことなく個別的自衛権
を行使しちゃうんじゃないか。」


「ああ、とうとう自衛隊の武力を伴う可能性が高い
海外での活動が現実のものになってしまうのか。」


「世界の平和のために活動をしてきた後藤さんが、
自分を助けるために自衛隊にギリギリの活動を
させることになったことを知ったら悲しむのでは
ないか。」


と、私は心配していましたが、そのような話が出る
ことはなく、2人は殺されてしまいました。



あんまり誰も話題にしないものですから、私は
自分が間違っているのだと考え、機会があれば調べ
ようと思って、そのまま今月7月に至りました。


で、法案が採決にかけられそうだというので、
改めて自衛隊法を読んでみました。



(在外邦人等の輸送)
第84条の3  防衛大臣は、外務大臣から外国における災害、騒乱その他の緊急事態に際して生命又は身体の保護を要する邦人の輸送の依頼があつた場合において、当該輸送において予想される危険及びこれを避けるための方策について外務大臣と協議し、当該輸送を安全に実施することができると認めるときは、当該邦人の輸送を行うことができる。(後段 略)

2 略

3 第1項の輸送は、前項に規定する航空機又は船舶のほか、特に必要があると認められるときは、当該輸送に適する車両(当該輸送のために借り受けて使用するものを含む。第94条の5において同じ。)により行うことができる。


(在外邦人等の輸送の際の権限)
第94条の5 第84条の3第1項の規定により外国の領域において同項の輸送の職務に従事する自衛官は、当該輸送に用いる航空機、船舶若しくは車両の所在する場所、輸送対象者(当該自衛官の管理の下に入つた当該輸送の対象である邦人又は同項後段の規定により同乗させる者をいう。以下この条において同じ。)を当該航空機、船舶若しくは車両まで誘導する経路、輸送対象者が当該航空機、船舶若しくは車両に乗り込むために待機している場所又は輸送経路の状況の確認その他の当該車両の所在する場所を離れて行う当該車両による輸送の実施に必要な業務が行われる場所においてその職務を行うに際し、自己若しくは自己と共に当該輸送の職務に従事する隊員又は輸送対象者その他その職務を行うに伴い自己の管理の下に入つた者の生命又は身体の防護のためやむを得ない必要があると認める相当の理由がある場合には、その事態に応じ合理的に必要と判断される限度で武器を使用することができる。ただし、刑法第36条又は第37条に該当する場合のほか、人に危害を与えてはならない。



・・・やっぱり、単純に読めば、自衛隊員の安全を確保
できると認められれば、後藤さんや湯川さんを身の危険を
守るために、2人を車両で輸送することができると読めます。



もちろん、自衛隊が行くべきだったと私は考えていません。

ISは、自衛隊が車で迎えに行ったからといって2人を
解放してくれるような人たちの集まりとは思えませんから、
自衛隊員の命を危険にさらすだけの結果になりかねない
からです。



それでも、政治家も有識者もマスコミも、誰も自衛隊による
救出活動の可能性に言及しなかったのは不思議でなりません。


いや、声を上げた人はいたのかもしれませんが、田舎に住む
私が知ることができる程度の話題にはなりませんでした。


2011年に、自衛隊による海外での邦人の陸上輸送を
認めるよう自衛隊法を改正したときも、相当もめた記憶が
あります。


あんなに苦労してお金もかけて法律を改正したのに、いざと
いうとき、2人の日本人の命が危険にさらされているときに
法律が活用されない、ましてや法律の活用について議論すら
されないのでは、改正をする意味がないでしょう。



今回の平和安全法制整備法も、これだけ大議論をして半ば
強引に成立させるからには、全ての日本人に対して平等に、
必要なときに法律を使ってくれることを望みます。


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川崎市中1殺害事件~軽犯罪法と告発制度を活用した地域防犯活動

和歌山県で起きた小5男児殺害事件の中村桜洲容疑者が
起訴されましたね。

紀の川の小5男児殺害事件、容疑者を起訴 和歌山地検:朝日新聞デジタル


また、つい先日ですが、川崎市で起きた中1殺害事件の
事故現場の献花台が片付けられたとの報道もありましたね。


川崎の事件に関しては、川崎市教育委員会が報告書を
まとめてホームページに掲載していたので読んでみました。

川崎市教育委員会:中学生死亡事件に係る報告について


中身を読むと、
検証と考察から再発防止策に至るまで「連携」という単語の
オンパレードです。


「家庭、地域や関係機関との連携が大事」

「校内の指導体制づくり、チーム支援が大事」


そのことについて否定するつもりはないのですけれど、


それぞれの組織が単独で、もっと言うと、被害者に直接的、
間接的に関わった一人ひとりの職業人が単独でできたことは
本当になかったのか、その点が十分に検証されていない印象
を受けました。


この報告書に書いていないだけで、別の所で検証しているの
だとは思うのですけれども。


例えば、担任の先生に関して、私は、事件が起きた当初から
疑問に思っていることがありました。


それは、

「担任の先生は、殴られてパンパンに腫れた被害者の顔を
学校の中で見たことがあったか。」

ということです。


仮に見ていたとすれば、担任の先生として色々すべきことが
あったはずです。



例えば、刑事訴訟法239条2項は、次のように規定しています。


第239条
2 官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない。


つまり、公務員は、勤務中に犯罪があるとの疑いを持ったときは、
(警察や検察に対して)告発をする義務があるということです。


生徒が、犯罪の被害にあったのではないかと思うくらいに
顔をパンパンに腫らして登校したのであれば、それを見た
先生には、生徒から事情を聴き、必要に応じて告発する
義務が生じるでしょう。



担任の先生がこの義務を果たしていたのか、私は気になって
いたのですが、報告書では特に触れられていませんでした。



家庭訪問を何回するとか、生徒理解の会議を何回するとか、
どこの機関と連携協定を結ぶとか、そういうのはあくまで
オプションなのです。


教員として、公務員として、法的に課せられている義務を
確実に果たすこと、まずはそれが基本でしょう。



ところで、刑事訴訟法239条1項に規定されていますが、
告発は、誰でもできます。

239条 何人でも、犯罪があると思料するときは、告発をすることができる。


告発というのは、警察への電話相談や被害届の提出とは
異なる手続です。


悲惨な事件が起きると、

「実は、被害者は事件前に警察に相談していた。」

ということが後から分かることがありますね。


警察は、市民から相談を受けたら必ず捜査を開始しなければ
ならないわけではありません。



一方、告発という手続をとった場合、警察は、刑事訴訟法
242条に基づいて、検察に書類や証拠物を送付しなければ
なりません。


242条 司法警察員は、告訴又は告発を受けたときは、速やかにこれに関する書類及び証拠物を検察官に送付しなければならない。



もちろん、不当な告発は許されません。


告発人に故意または重大な過失があった場合には、刑事訴訟
法183条1項または2項に基づき、告発人が訴訟費用を
負担することがあります。


また、他人に刑罰を受けさせる目的で嘘の告発をした者は、
刑法172条に基づき、罰せられます。



しかし、どうしても必要でやむを得ないときに、告発という
手続を取って警察に動いてもらうよう働きかけることが、
間違いだとは私は思いません。
結果として検察が起訴しなくてもです。




さて、告発は、殺人や窃盗などの重大犯罪についてのみ
行われるものではありません。


例えば、軽犯罪法に規定されるような罪の軽い犯罪について
も、行うことができます。


私は、軽犯罪法が重大犯罪の予備的犯罪の防止を目的の
1つとしていることを考えると、


軽犯罪法をよく理解し、必要に応じて告発制度を活用する
ことは、地域の防犯活動につながるのではないかと考えて
います。


そして、これは1人で始められることです。


具体的な手続や告発状の書き方、告発制度や軽犯罪法の
運用・適用の実態など、学ばなければならないことは多い
ですが、


人間関係が希薄化した現代社会において、たとえ一人ひとり
は孤独であっても、安全安心な地域をつくりたい、そう願う
私にとっては、1つの方法論なのかなと思っています。


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プロフィール

人間嫌い3級

Author:人間嫌い3級
日本の片隅でひっそりと暮らす人間嫌いです。
アラサー。

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